読書をしても、文章は上手くなりません。
サッカーを観戦していても、サッカーが上手くならないのと同じです。
「観る」と「する」では、世界が違います。
「読む」と「書く」も、世界が違います。
良書を読むのは参考にはなりますが、あくまでも参考であって、文章力が身に付くわけではありません。
書く技術を磨くには、書くしか方法はないのです。
文章を書く際、文字数に制限を設けます。
私の場合、1テーマにつき800文字以内と決めています。
800文字としている理由は、ちょうどA4用紙に納まるからです。
文字数に制限を設けると、必然的に無駄な文章を削除するようになります。
この短くする努力が文章を上達させるのです。
文字数の制限は、あまり長くては意味がありません。
1テーマ600文字〜1200文字がお勧めです。
言葉の意味は、経験を通じて初めて理解します。
経験していないことは、うまく書けません。
見たこともない景色は表現できません。
感じたこともない気持ちは表現できません。
経験したことを書くのと、そうでないのとでは、文章の表現力、説得力が違います。
人生経験が豊富な人ほど、言葉の引き出しは多くなります。
作家が、歳を重ねるごとに味が出てくるのはそのためです。
私は、数多くある言葉を使いこなせるほど人生経験がありません。
少しでも多くの経験を積もうと、色々な活動に積極的に関わるようにしています。
文章を書くことは、一生をかけても終わりがないのです。