音から入る一行目は読む人の興味を引きます。
何の音だろう、と、二行目を読まずにはいられません。
小説でもよく使われる手です。
台詞からの書き出しは、どの分野でも共通して使えます。
「明日、1億円振り込まれたら何に使いますか?」
唐突に質問されれば、その質問の意図が知りたくなるものです。
質問されて途中で読むのを止める人はいないでしょう。
「−20kg。 これは何の数字だと思いますか。当社のダイエット食品を使った方の平均減量体重です」。
このように数字から入るのもインパクトがあります。
「5年前、僕はニートだった。今は上場企業の取締役をしている」
ギャップを用いて印象付けると、続きが気になります。
「私は不倫しています」。
驚くべき事実を書き出しに持ってこられたら、続きを読むしかありません。
「今の収入に満足している方は、続きを読まないでください」。
当然、不満の方は読みます。
では、満足している方は読まないかと言うと、逆に興味が引かれて読んでしまうのです。
「二次元の恋人で十分な方は、続きをお読みください」。
当然、二次元最高と思っている方は、続きを読みます。
中には、二次元に興味がない方も、書き出しに引かれて読む方が出てきます。
「彼女は見知らぬ男性とキスをしていた」
衝撃的な描写から入るとグッと引き込まれます。
どの書き出しにも言えるのですが、とにかく短くすることです。