クラウドソーシングサービスが台頭するようになり、ライター業を生業、または副業にする人たちが増えてきました。当然、セールスライティングを請け負うセールスライターも増えつつあります。
ぶっちゃけ、ライターは誰でもなれます。義務教育を受けていれば文章は書けますし、パソコン一台あれば仕事ができます。ライターに限らずですが、「誰でも簡単になれる、できる」という世界は、必ず玉石混交になります。多少専門性の高いセールスライターも例外ではありません。
読者の中には、「クライドソーシングサービスを介してセールスライターに仕事をお願いしたら、粗雑なものが出来上がってきた」といった経験をした方もいるかもしれません。できることなら、玉石混交の中でも、「石」ではなく、「玉」を引きたいですよね。私もセールスライティングの請負を2009年から始めているため、それなりに業界の動向を見てきたつもりです。新しくは現われ、そして消えていった人を幾人も見てきました。そんな私の見地から、「石」ではなく「玉」を引くための見分け方をいくつか紹介したいと思います。
少し考えてみてください。
売れっ子のライターやデザイナーがクラウドソーシングサービスを介して仕事を受注していると思いますか? しません。自社の知名度や営業力だけで十分仕事が入ってくるからです。市場調査のため私もアカウントは取得したものの、仕事の受注に使ったことは一度もありません。理由は先と同じ。自身で集客できますし、何より単価が安すぎるからです。
クラウドソーシングサービスで紹介されている案件は、安いもので2万円です。高くて15万円。そこから手数料が2割ほど引かれます。この価格で出来るのは、専業主婦(主夫)、小遣い稼ぎ、実績作りを目的とした人です。プロ中のプロはいないと思ってください。
セールスライティンの納品までには、いくつもの工程が入ります。@資料に目を通す Aリサーチする B制作をはじめる Cクライアントに叩き台を見せる Dフィードバックをもらう(何度もする) F加筆・編集をする G校正をする Hクライアントの納得を得る I納品
どんなに早くても3日はかかります。プロや専従者は、これを5万円ではしません。
「そうか。じゃ、クラウドクラウドソーシングサービスを介さずに直接依頼すればいいのか」と思うかもしれませんね。それが探すのが大変なのです。優秀なセールスライターは「お抱え」されていることが多く、WEBサイトはもとより、ブログすら持っていない人が多いのです(そんなものが無くても、仕事が来るってことです)。私の知人にも「手が回らないぐらい仕事がくる」と嬉しい悲鳴を上げるセールスライターがいますが、ブログすら持っていませんでした。
最近では、セールスライターの「認定制度」や「養成講座」もあり、サイトでは認定者(合格者)が紹介されています。この中から、探してみるのも手ですね。
めぼしいセールスライターが見つかったら、さらにフィルターをかけて精選してください。フィルターをかける際の基準は、私のコラム「優秀なセールスコピーライターを見分ける3つの基準」を参考にしてください。この基準で選べば、失敗するリスクは大分下げれるはずです。
以上です。