プロフィールの書き方は2種類ある

 

エリート型プロフィールの書き方

 





プロフィールの作り方




誰もが簡単に起業できる時代になり、フリーランスで働く人が増えてきました。私も5年前に独立をして、コンサルタント業を一人で営んでいます。

起業が簡単になるのは、いいことばかりではありません。誰でも簡単に起業できるようになれば、競合は多くなります。事実、デザイナー、コンサルタント、イラストレーター、フリーライターなどの肩書きを有した人がここ数年でだいぶ増えてきました。
顧客からすれば、選択肢が増え過ぎてしまい、誰に仕事をお願いしたらいいのか頭を悩めてしまいます。

これからの時代を生き残るためには、大勢の中から選ばれる必要があります。それには個人ブランディングが重要です。


「ブランディング」と聞くと、なんだか難しそうに聞こえますよね。
シャネルやルイヴィトンなどのブランドは、一朝一夕では築けません。しかし、個人ブランドは、ある一つを磨くだけでブランディングができます。ある一つとは、プロフィールです。


今回、個人を輝かせるブランディング・プロフィールの書き方について解説したいと思います。



ミッションレターとは



プロフィールは、大きく分類して2種類あります。

一つは、シンデレラ型
一つは、エリート型

必ずいずれかを選ぶ必要があります。
第三の選択肢もなければ、中間もありません。どちらかに振れてください。そうでなければ、中途半端なプロフィールになってしまいます。

では、シンデレラ型から説明しますね。





ミッションレターの活用場面

一言で言えば、波乱万丈を描くプロフィールです。
このプロフィールで大切になる部分は、どれだけどん底を描けるかです。
下げれるだけ下げてください。落とせるだけ落としてください。どん底であればあるほど、共感が生まれます。
人は成功に共感を覚えるのではありません。どん底から成功に至る過程に共感を覚えるのです。


では、シンデレラ型プロフィールの基本構成をお伝えします。

1、基本情報(生年月日 最終学歴など)
2、どん底 (例 借金を1億円負った)
3、転機・好転 (例 ネット輸出と出合い、1年後には月商100万円になり、コンサルを始める)
4、実績 (例 クライアントの中には、月300万円稼ぐ人も現れる)
5、現在 (例 今は借金も完済し、輸出コンサルを精力的に行っている)


ざっくり書くとこんな感じです。



プロフィールを書く上で注意事項があります。
それは、ブランディングと関係のない情報は一切書かないことです。実はこれ、一番多い間違いなのです。

たとえば、基本情報で「甲子園出場」と書いてしまう人がいます。
甲子園の出場経験は確かに凄いです。しかしそれは、“今の仕事と何ら関係のない情報”です。こういった関係ない情報は一切書かないようにしてください。

ほかにもあります。

たとえば、どん底の箇所で「小学生のときにいじめを経験」「夫のDVに苦しむ」とか。このいじめやDVの話が後に続く話と関係しているならいいのです。しかし、全くしていないことが多々あるのです。


まだまだあります。これは本当によく見かける間違いです。
プロフィールの最後に「犬が好き」「釣りが趣味です」と書いてしまう人がいます。それも、コンサルタント業や士業を営んでいる人が。おそらく、親近感を抱いてほしいのでしょうが大きな間違いです。もしあなたが、ネイリストやイラストレーターであれば問題ありません。お客様から親近感を抱かれたほうが有利に働くでしょう。
しかし、コンサルタント業や士業のような堅実さや求められる商売は、親近感ではなく、信頼や尊敬を抱かれるほうが有利に働きます。「犬が好き」などと書いてしまうのは、むしろ逆効果なのです。

何度も言いますが、今の仕事と関係のない情報は一切書かないでください。
プロフィールが上手く書けない主な原因は、余計な情報を書いていることなのです。

ではここで、参考例を紹介します。
書籍を出版している方の著者プロフィールです。どん底と好転が上手く書けています。また余計な情報は一切書かれていません。











続いては、エリート型プロフィールの書き方を紹介します。
先のシンデレラ型と比べれば、だいぶ簡易に書けるはずです。

ただ、エリート型を選べる人は限られています。私がセミナーなどで、シンデレラ型かエリート型かを受講者に訊くと、8割9割はシンデレラ型に手が挙がります。エリート型は1割か2割しかいないのです。一流大学、一流企業を経る人は確かに珍しいため、1割しかいないのも頷けます。

堅実さが求められる職業(コンサルタント業や士業)は、エリート型のほうが圧倒的に有利です。やはり人は「一流」の肩書きに弱いのです。
私は正直、エリート型プロフィールを書ける人が羨ましいです。

エリートコースを歩まれた方でも、数多くの苦労を経験していることは知っています。しかし、客観的に経歴を並べた際、エリート型であれば無理にシンデレラ型にする必要はありません。
もし、エリート型プロフィールが書ける経歴をお持ちであれば、エリート型で書いたほうがいいでしょう。


さて、プロフィールの書き方をご説明します。
エリート型には、2つの書き方があります。
一つは、経歴と実績を各々まとめて書く。
一つは、経歴と実績を交互に並べて書く。


事例を見たほうが早いので、著者プロフィールをご紹介します。
(前者は、経歴と実績の各々まとめて書いた例です。後者は、経歴と実績を交互に並べて書いた例です)





いかがでしたか?
プロフィールの書き方は以上になります。
過去を振り返り、自分に合ったプロフィールを選んでください。