ここでは、ランサーズに登録しているWEBライターの声を掲載しています。
今回、体験記をお話ししていただくのは、荒井一浩様(年齢40歳・男性・歴6年・月収6万〜10万円)です。
私は40歳の男性です。WEBライター歴としては6年ほどあります。
WEBライターとしての収入は月6〜10万円あります。過去6年間で約10,000記事は書いています。WEBライターとして書いたジャンルとしては、健康系、金融系、投資系、一括見積もりサイト、恋愛系、転職系、地域情報系などがあります。
■WEBライターになる前、何をしていたか
WEBライターになる前はIT企業で2社、合計10年働いていました。
最初の仕事は、大手日本企業のパソコンにインストールされている、ソフトウェアの検証を2年間行いました。
その後、部署異動して6年間、会社の仲間と独立して2年間は、障害者向けのソフトウェアの販売、サポート、パッケージ制作を行いました。しかし、仕事のストレスから心身に異常を来たして、うつ病の一歩手前の心身症を患いました。 これ以上はムリと判断して、会社を退職して休養することになりました。
■WEBライターになろうと思ったきっかけ
休養中は時間もあったので、ブックオフに行っては中古ビジネス書を買って読んでいました。 当時(2008年頃)は神田昌典さんの名前がアチコチ見かけ、コピーライティングはどういうものかを知りました。
「文章を書くとお金を稼ぐことができる」
文章でお金を稼ぐビジネスは、作家のイメージしかありませんでした。「まさか文章なんかで・・・」。
そう思いながらも文章でお金を稼ぐことに対して、興味を持ち始めました。
今でこそWEBライターとして文章を書いているものの・・・。昔から文章を書くのも読むのも大嫌い! 当然ながら国語の成績も悪く、大嫌いな科目でした。
会社員時代、文章を書くのが下手で何度も怒られていました。
怒られても何がダメなのか、わからないほどでした。
そのときにブックオフで偶然買った、出口汪さんの論理的に文章を書く本。
そして、神田昌典さんオススメの「人の心を動かす文章術」を読み、文章を書く面白さを知ることに。
作文のように堅苦しい、文法ガチガチの形式的な文章のイメージしかなかった私に、
「文章は自由に楽しく書いていい」ということを知り、その後文章を書く練習を何度もしていました。
文章を書くのが好きになると同時に、文章を書く仕事がしたい!
会社員として雇われず、自分の好きなことで仕事をしたい!
これがWEBライターになろうとしたキッカケでした。
■初めて仕事を受注した時の話
しかし、ここで1つ問題が・・・
「どうやって文章を書く仕事を見つけられるだろうか?」。
営業も提案もできない私にとって、ここが大きな問題となりました。
そのときにネットで、ライティングの仕事を案内しているサイトを発見。
当時は今のように、クラウドソーシングサービスがなかった時代でした。
そのサイトで、レビュー記事を書く仕事を発見し、問い合わせを行いました。
これが最初の案件でした。
記事は30記事ほどあり、1記事あたり500文字前後だったと思います。
記事単価は忘れましたが、相当安かったと思います。本で勉強はしたけれど、師匠や先生もいませんでした。文章を書くのにリサーチ方法もわからなかった状態。とにかく手探り状態で、1記事書くのにも何時間もかかったと思います。それでもなんとか書き上げて、収入は少ないものの、文章でお金を稼ぐことができました。
文章を書くのが嫌いだったのに、それで仕事ができたこと。
雇われず自分で収入を得られたことが、何より大きな喜びでした。
■WEBライターになって想像と違っていたこと
「文章を書くとお金を稼ぐことができる」
確かにそうですが、1記事あたりの記事単価は安く、思った以上の収入はありませんでした。WEBライターの場合、基本的に売り切りのビジネスです。書いた記事は自分のものにならず、提出した時点でクライアントに著作権が移ります。
書けば書くほどスキルや実績は上がります。しかし、自分の書いた記事は自分の資産になりません。仮に私の書いた記事から毎月10万円の売上が出ても、その分の成果報酬はもらえません。あくまで1記事あたりの記事単価となります。そのため、記事単価が高い案件を見つけることが重要になります。
より稼ぎを増やしたいと思ったら、WEBライター1本でたくさん案件をこなすか? WEBライターをやりながら、ライティングスキルを活かして自分でビジネスを作るか? WEBライターで収入を得るためには、この考えや判断は重要です。
■WEBライターとして押さえておくべき点
WEBライターは、時間も、場所も関係なくどこでもできます。
嫌な人間関係に縛られることもありません。
自由である一方、この自由が仇になることもあります。
つまり、自分で仕事を管理しないといけません。気軽にできる面もありますが、やはりビジネスです。そこで、WEBライターで仕事をするうえで、以下の点を押さえておく必要があります。
【責任能力とスケジュール管理】
仕事は取ったけどできそうにもない・・・
それで仕事を放棄して、連絡が取れなくなるWEBライターは多くいるようです。
案件を進めていくうえで、時間の確保がどれくらいできるか? 修正することを考慮して、締め切りはいつになり、間に合わせるにはどうすればいいのか? ここの責任能力とスケジュール管理が重要です。
【仕様の確認】
自由に書いていいという一方、文章の構成や文字数、書き方が指定されていることもあります。きちんと仕様どおりに提出することが大切です。
【クライアントとの対応能力】
記事の提出から不明な点を質問するなど、クライアントとのやり取りが多くあります。なるべくこまめに連絡を取ると、クライアントも安心して仕事を任せられます。
【記事単価と文字数の確認】
1文字あたり何円なのかを確認することは重要です。
また、文字数が多くなれば書くことも増え、文章構成も重要になります。最初は記事単価が安く、文字数が少ない案件で問題ありません。しかし、慣れて実績やスキルができたら、意識的に記事単価を上げることが重要です。
【リサーチ能力】
文章が書けない場合の多くは、リサーチが不足しています。
まずは書く内容のキーワードで検索することが重要です。
また、どんな内容を必要としているのかを、先回りして考える必要があります。病気であれば、概要、原因、症状、治療法などがあります。
このようにジャンルに応じて、必要な情報をリサーチできることが大切です。
【わかりやすい表現や例えを使う】
案件の中には専門用語があり、健康系なら病気や症状、薬などの医療用語などがあります。WEBライターの仕事は、難しい言葉を使うことではありません。
専門用語をわかりやすい表現や例えで説明できることが重要です。
【HTMLタグやワードプレスの使い方を身につける】
必須のスキルではありませんが、最近はワードプレスへの投稿を含めた案件があります。
ワードプレスを使う際に、HTMLタグを使うこともあります。
改行、画像、リンク、見出しのタグを一通り使えれば問題ありません。
■私が考える、WEBライターとして稼げる最短ルート
WEBライターとして以上の点を押さえれば、スキルや実績も上がっていくと思います。とはいっても、何からやっていいのかわからない、というのもあるかもしれませんね。そこでWEBライターとして稼げる最短ルートは下記があります。
【クラウドソーシングサービスをフル活用する】
やはり最大の壁は、どうやって仕事を取っていくのか?
WEBライター以外で仕事をしていれば、活動できる時間も限られます。
そこでクラウドソーシングサービスをフル活用しましょう。ネットで大量のライティング案件を見つけることができます。
【興味や得意なジャンルがあれば提案してみる】
苦手で興味のないジャンルを書くのは、やはり苦痛です。 過去に投資系の記事を書きましたが、どうしても好きになれません。 それよりも興味がある、得意なジャンルがあれば、提案してみましょう。 書くのもスムーズにできますし、WEBライターとして長く続けることができます。特定のジャンルに詳しくなれば、継続案件の可能性も高まります。 あわせて記事単価の高い案件にもチャレンジできます。
【少ない文字数で実績を多く作る】
案件探しの次の壁としては、やはり文字数ではないでしょうか?
いきなり長い文章は書くのにも抵抗があるはずです。そこで、最初は500・00文字前後の案件をこなし、実績を作りましょう。
少しずつ慣れたら、800文字、1,000文字・・・とステップアップしましょう。目安として1,000文字書くことができれば、それ以上の長い文章も書けるはずです。
【書いたジャンルの実績をプロフィールに掲載する】
1記事でも書いたジャンルがあれば、その実績をプロフィールに掲載しましょう。
こうすれば、実績を増やすことができます。
私は1記事でも書いた実績があれば、プロフィールにどんどん掲載します。
当然ながら、クライアントは書いて欲しいジャンルが書ける、WEBライターを探します。
「うつ病」なら「うつ病」でWEBライターやプロフィールを検索します。
たった1記事の実績でも、「うつ病」と書いたプロフィールで引っかかれば、仕事を依頼したいと思うはずです。
結果として、仕事の直接依頼や招待が来る確率が高まります。私はこれを「プロフィールのSEO」と呼んでいます。このおかげもあってか、仕事の直接依頼や招待もボチボチ来ています。手軽にできる方法ですので、試してみてくださいね。
■後輩ライターに伝えたいこと
「WEBライターの仕事は楽しいのか?」
きっとこの疑問は持たれているはずです。
結論としては、WEBライターの仕事は楽しいです。今でこそ、このようなことを言えますが、昔は文章を書くのも読むのも大嫌いでした。
そんな私が、WEBライターの仕事をしていることが不思議なくらいです。
WEBライターに限らず文章を書くことは、仕事や生活面含めて一生ついて回ります。
多くの人が苦手とする、文章を書くことがスムーズにできれば、それは大きなメリットになります。
資料やマニュアル作りから、商品サイトのセールスレター、個人のメルマガ、ブログにも使えます。
このようにWEBライターで身につけたスキルは、応用が可能です。
個人的な考えとして、私はWEBライターだけにとどまる必要はない、と考えています。文章が書けるようになれば、ビジネスの選択肢がどんどん増えていくからです。
私は現在WEBライターで活かしたスキルを使って、アフィリエイトサイトにも挑戦しています。成果はまだまだですが、WEBライターのスキルが大きく役に立っていることは間違いありません。長くなりましたが私の体験談を元に、WEBライターを目指すキッカケになれば幸いです。
私の見解。
6年間で1万記事も書かれているのは、正直驚きました。私もブログを書いていますが、7年間で500記事ぐらいしか書けていません。多量に記事が書けるのも私は一種の能力だと思います。
akaz様も気づいているようですが、その能力を使ってアフィリエイトをするは得策です。WEBライターでは、記事は売り切りですが、アフィリエイトになれば記事はストックになります。
それと、長いWEBライター歴からくる知恵も参考になりますね。私が感心したのは、プロフィールに実績を載せる点です。それも、検索を意識したプロフィール作りです。それなりに効果があったようです。akaz様も「プロフィールSEO」と名付けているほどですから。
参考になる情報、ありがとうございました。
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