WEBサイトを作るからには、多くの人にアクセスしてもらいたいですよね。
そのためには、キーワード選びが重要になります。
このキーワード選びを間違えると、たとえ上位表示されてもアクセスが少なかったり、アクセスが多くてもコンバージョンに至らなかったりします。
検索キーワードは、ユーザーのニーズを表わします。
たとえば、
『商品を購入したいユーザー(今すぐ客)』を集めたいとします。
その場合は、『キーワード + 購入』や「キーワード + 通販」などの複合キーワードが有効です。買う気満々のキーワードです。
『商品の購入を検討しているユーザー(そのうち客)』を集めたいとします。
その場合は、『キーワード + お勧め』『キーワード + 費用』などの複合キーワードが有効です。検討しているキーワードです。
今挙げたのは、一般的な例です。
どのキーワードが『今すぐ客』や『そのうち客』を集められるかは、商品や業界によって異なります。どちらにしろ、キーワードを一度調べる必要があります。
その際に役立つのが、Googleが提供している『キーワードプランナー』です。キーワードを打ち込むだけで、知りたいキーワードの検索数から関連する他のキーワードの月間検索数まで表示されます。SEO戦略を組むには不可欠なツールです。
『今すぐ客』が集まるキーワードから手を付けて、『そのうち客』へとキーワードを広げていくと効率的です。今すぐ客が集まりそうなキーワードが選定できたらPPC広告でチェックします。
参考サイト:売れるランディングページの作り方
『そのうち客』は、すぐにはお金にならないため、PPCでアクセスを集めるよりも、SEOで集めるほうが効率的です。
では、SEO対策について詳しく説明していきます。
キーワードを選んだら、実際にそのキーワードで検索してみます。そして、表示されているページをチェックします。
なぜチェックをするのか。それは、表示されているページより、良質なコンテンツを作るためです。
なぜ、良質なコンテンツを作る必要があるのか。
それは、良質なコンテンツを作ることが最大のSEO対策だからです。簡単に言えば、良質なコンテンツほど上位表示されやすいのです。
以前は、被リンクを貼り、ページの量産をしていればSEO上有効でした。今でもこのようなSEO対策をする人たちは数多くいます。
しかし残念ですが、その手法はもう通用しません。2013年9月26日にGoogleが発表した『ハミングバード』により、こうした小手先の技はほぼ無効化されました。そのため、むやみに被リンクを貼っても順位は上がりません。むしろ、順位が下がるリスクのほうが大きいです。中身のないコンテンツをいくら作っても順位は上がりません。サイト全体の評価を下げてしまうだけです。
これからは、良質なコンテンツを数多く載せているサイトが評価される時代です。つまり「コンテンツの質×ページ数=SEO対策」になるのです。
競合よりも良質なコンテンツを作れば、遅かれ早かれ上位表示されるようになります。Googleは、ユーザーの役に立つコンテンツを届けることが使命です。アルゴリズムはそれだけのために改善され続けています。
良質なコンテンツを日々積み上げ、磨き上げていくことが、これからのSEO対策なのです。
良質なコンテンツを載せるメリットは、SEO以外にもあります。
それはシェアされる点です。
SNSは、情報が拡散され易いツールです。良質なコンテンツであれば、それを見た人がシェアします。
SNSで評価されれば、数百、数千のアクセスが集まることもあります。
私もTwitterやfacebookを使っていますが、RTやシェアされることがあります。多い日は、それだけで500以上のアクセスがあります。
2006年までのネット戦略はSEOの攻略が中心でした。しかし今は、SNSを無視してネット戦略は語れません。
アクセスは、検索エンジンから集めるだけではなく、SNSからも集めることを意識しなければならないのです。
SEOとSNSの棲み分けは別ですが、対策は同じです。“ユーザーに役立ち、ユーザーが喜ぶコンテンツを提供する”。これだけです。
これさえ守っていれば、SEOでもSNSでも優位に立てます。
検索エンジンから情報を探す場合、ユーザーは複数のサイトを閲覧するはずです。
その際、薄いコンテンツを載せているサイトよりも、良質なコンテンツを載せているサイトのほうが信頼されます。つまり、コンテンツはブランディング効果もあるのです。
また、良質なコンテンツほど上位表示される事実は、そのうち一般ユーザーにも周知されるでしょう。つまり、一般ユーザーにも「上位に上がっているサイト=良質なコンテンツ」という認識が与えられるのです。
そうなると、益々上位と下位の差は大きくなります。アクセス数だけではなく、ブランディングでも差が出てくようになるのです。
このように、良質なコンテンツはSEOだけではなく、SNSとブランディングにも影響を与えるのです。
先ほどからお話ししている通り、SEOで重要なのは、コンテンツの質です。
競合と質が同等であれば、あとは量(サイト内のページ数)の問題になります。 つまり、『質×量=SEO対策』になります。
質の高いコンテンツを書くためには、蓄積(知識やノウハウ)と文章力が必要です。ページ数を増やし続けるためには、時間が必要になります。
何が言いたいかというと、『質×量=SEO対策』というルールの中では、早くからWEBページを書き続けている企業、もしくはサイト作りに多くの時間を投資できる企業が有利になります。
たとえば、3年前からWEBページを書き続けてきた企業と今日起業した人では、3年分の開きがあります。同じ質で同じスピードでコンテンツを書き続けていては、永遠に3年分の差は埋まりません。さらにGoogleは、ドメインの古さも評価の対象としているので、先行者利益は益々大きくなります。
また、WEBページを専門に書く人を置いている企業とWEBページを片手間で書いている起業家では、もう、勝負になりません。
「ネットで起業して…」というのは、過去の話です。先に市場に参入し、なおかつ組織力を持った企業に、起業家は敵いません。
Googleのアルゴリズムがアップデートするたびに、起業家をはじめ、個人事業主(SOHOやノマド)にとって、厳しい環境になっているのです。
私の知る、ある地方の法律事務所は、検索キーワードに応じて専門サイトを作っており、サイトだけでも6つ以上あります。しかも、事務所に所属している弁護士10名以上がブログを運営しています。WEBにおけるその地域の法律相談市場は、完全に独壇場です。
これから起業する弁護士がどんな優秀なWEBコンサルを雇っても、WEB上でその弁護士事務所に勝てる見込みはありません。
今までお伝えしてきた通り、年々、検索エンジンは起業家や個人事業主に厳しい環境になりつつあります。しかし、チャンスはあります。
市場にいるライバルたちがWEB戦略に疎ければまだ勝つ見込みはあります。また、一人でも効率的にコンテンツを書き続け、SNSも活用すれば、まだ勝機はあります。
参考:SNSでシェアされるコピーライティング
検索エンジンの順位が上がれば、サイトへのアクセス数は増えます。
しかし、サイトにアクセスした人の全員が何かしらの商品を購入するわけではありません。何も購入せず、サイトを離れる人がほとんどです。
せっかくサイトにアクセスしてきた人を、そのまま帰してしまうのはもったいないです。どうせなら、メールアドレスだけでも残してもらいましょう。そのためには、メルマガの発行が必須です。不定期でも構いません。ステップメールでも構いません。メルマガを発行しましょう。
メルマガの読者を増やすために、特典を用意するとなお良いです。
たとえば、非公式の情報が得られるとか、何か無料の商品が当たるなど。
マーケティングで一番大切なのはリストです。これはWEBでも同じです。
メルマガの登録フォームを用意しても、サイトに訪れた人の0.1%程度しかメールアドレスを残してはくれません。しかし、この0.1%の積み重ねが後々に確実に売上に繋がっていきます。年単位で見れば、数千リスト集めることも不可能ではありません。その内の5%前後はあなたの商品を買うか、サービスを受けるはずです。
メールアドレス以外にもリストを集める方法として、facebookページのファンやTwitterのフォロワーになってもらう方法があります。これらもリスト収集の一つの方法ですが、やはり、リストを集めるならメールアドレスです。
facebookもTwitterもブログも、情報を流しても中々見てもらえません。
直接メッセージが送れるメールアドレスが一番有効です。
※ %(パーセント)は、キーワードや商品、価格によって異なります。あくまでも、目安程度に留めておいてください。